CASE STUDY 18
PLACE

愛知県名古屋市

OVERVIEW

扉&取手

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優秀な性能を誇るメタル。

フレームと一口にいっても、本当に様々です。色ひとつとってもそうですし、形状も同様です。当物件は、骨太な長方形でありながら、存在感のある黒のカラーリングをベースに、庭が一望できるよう、建物の庭面全面をガラス面としています。夜にライトがついた様子は幻想的ですらあります。 本案件に採用されているのはアルミサッシです。軽く、強度が強い、対腐食性能も抜群で、一般的にも広く用いられています。アルミは加工しやすいため気密性を高く保つことができます。また、軽いため、窓の開け閉めなどでの負担も軽減できるなど、機能性に優れています。そういう観点で言えば、住宅に求められる性能をすべて備えた素材の一つであり、とても優秀です。

ゆがみ、たわみ、ゆれに耐える。

建築物というのは、太陽光によって部材が変形したり、道路を通るトラックなどによって常時小さく揺れていたりと、日常的に様々な変化にさらされています。災害時になればそれはより顕著となり、暴風や地震といったものに耐えることになります。現代は部材そのものはとてつもなく強度のあるものがたくさんあります。ガラス然り、金属然り、プラスチック然りです。 しかし、これらが組み合わさったときに、複雑な構造となっていくにつれて今度は建物全体の強度と耐久性が問われることになります。もちろん、高度な設計や構造計算の賜物ですが、我々の品質は、この構造体としての強度にも応えているか否かという部分でもあります。単なる建築部材を供給している板金屋である、という意識だけではなかなかこれを理解するのが難しい。我々は、素晴らしい建築設計のプロたちと数多く関わることでそうした感覚を磨き上げているのです。

仕上がりはコミュニケーション。

結果的に、サンプルから組み立てにいたるすべての工程において、我々にお任せいただける信頼性や安心感が重要であることは言うまでもありません。しかし、それだけでは必ず過信が生まれます。だからこそ、コミュニケーションが重要であり、傾聴しながら自分たちの技術を進化させていく意識が求められているのだと我々は理解しています。 当案件もそうですし、当案件のみならず、我々が住宅において手がけるものは、表面の意匠部分のアイテムとなります。しかし、我々が建物の基礎や構造をもしっかりと理解することは何より重要です。そして、この発想にこそ、意匠を根本的に安心、安全なものとしながら、デザイン性高く注文に応えていく技術と発想が磨き上げられていくのだと考えています。